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2006年10月02日

石原都知事フランス語蔑視発言訴訟、第7回口頭弁論

石原都知事のフランス語発言に抗議する会

2006年9月15日 第7回口頭弁論

2006年8月3日付の被告の準備書面が法廷に提出されました。これは、原告が前回の口頭弁論で準備書面を出して行った「求釈明」(被告の答弁の不明確な所を指摘し、明確にするように求めたもの)への回答です。その内容は、

・「数を勘定できない言葉」と言ったのは、「フランス語の数字の数え方の特殊性に対する誇張した評価に過ぎない」
・「東京都立大学にはフランス語の先生が8人いて受講者が1人もいない」と言ったのは、「フランス語講座においては、教員数と学生数がアンバランスなほどに履修者が少ない」という意味だ。

といったものです。

そこで、さらに原告から、事前に反論を出しました(2006年9月8日付準備書面)。その中で原告側は、石原知事の発言は被告が反論するような「評価」ではなく、「鶏はその羽を使って飛ぶことができない」と同様の「事実」を適示したものであったと反論しています。

裁判所から被告に対しては、「原告からの求釈明に関して、発言をしたこと自体を否定しないなら、単に『発言はしたが、それで原告の名誉は毀損されていない』という主張だけをするのか、さらに『発言内容は真実であるから、発言は違法とは言えない』という主張までするのか、明らかにするように」と求められました。

被告は、10月16日までに、この裁判所からの質問と、首都大学東京設置の背景について、書面を出すことになっています。


投稿者 管理者 : 2006年10月02日 00:01

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