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2006年11月13日

日本の教育と大学改革を考えるアピ-ルの会、教育基本法「改悪」反対のアピール

日本の教育と大学改革を考えるアピ-ルの会
 ∟●教育基本法「改悪」反対のアピール
■「意見広告の会」ニュース369を経由

教育基本法「改悪」反対のアピール

 安倍新内閣は、憲法と教育基本法の抜本的「改悪」を主たる標的としています。なかでも、教育基本法「改悪」は今国会の審議において可決される可能性が高く、予断を許さない情勢にあります。
 そもそも教育基本法は、教育に関わる分野の「憲法」としての枠組みを示しており、国境」にとらわれない教育の普遍性と公共性、真の平和と民主主義を培う精神、自立した人間を育む決意を表明したものです。その根底には人間への限りない信頼が漲っており、教育を通じてのよりいっそうの人格の涵養こそが豊かな文化を形づくる根源となることを高らかに謳っています。
 しかし、日本を戦争ができる国に変えようとする勢力は、教育への国家の介入を策し、若者を戦場に動員できる体制を敷くことを狙っています。そのため異様なまでに愛国心を強調し、国家に奉仕する人間づくりを目指した教育基本法「改悪」であることは明らかです。現在においてすら日の丸・君が代の強要にも見られるように教育への露骨な干渉が罷り通っています。さらに現在の教育基本法の精神が否定されれば、健全な教育の死につながるでしょう。
 私たちは、憲法の精神を体現した教育基本法をよりいっそう磨き上げることにこそ、未来を担う若者たちの健やかな成長があると考えています。国家の行く末を危険な方向に導く可能性のある教育基本法の「改悪」に強く反対します。

2006年11月1日

呼びかけ人
赤川次郎(作家)、浅見輝男(茨城大学名誉教授)、阿部猛(東京学芸大学元学長)、池内了(呼びかけ人代表・総合研究大学院大学教授)、井上ひさし(作家)、岩崎稔(東京外国語大学助教授)、上田誠吉(弁護士)、上原信博(静岡大学名誉教授)、碓田のぼる(歌人)、大澤豊(映画監督)、大原穣子(方言指導)、小山内美江子(脚本家)、小田実(作家)、上條恒彦(歌手)、亀田美佐子(ヴァイオリニスト)、小出昭一郎(元山梨大学学長)、神山征二郎(映画監督)、小室等(音楽家)、菰口治(福岡教育大学元学長)、早乙女勝元(作家)、櫻井武雄(音楽家大阪芸術大学名誉教授)、佐藤貴美子(作家)、菅井幸雄(演劇評論家明治大学名誉教授)、鈴木瑞穂(俳優)、田沼武能(写真家)、丹野章(写真家)、茶本繁正(ジャーナリスト)、津上忠(劇作・演出家)、辻真先(推理作家・脚本家)、辻下徹(立命館大学教授)、鶴見俊輔(哲学者)、寺島アキ子(劇作・脚本家)、中村梅之助(「前進座」俳優)、中村方子(中央大学名誉教授)、浜林正夫(一橋大学名誉教授)、平岡敏夫(筑波大学名誉教授)、星埜惇(福島大学元学長)、古田足日(児童文学者)、増田れい子(ジャーナリスト)、松野迅(ヴァイオリニスト)、松山政路(俳優)、美濃部民子(画家)、宮本和郎(日本画家)、無着成恭(宗教家)、森与志男(作家)、諸井昭二(指揮者・作曲家)、山田洋次(映画監督)、湯淺精二(世界科学者連盟副会長)、吉開那津子(作家)

以上49 人


投稿者 管理者 : 2006年11月13日 00:00

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