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2007年02月05日

石原都知事のフランス語発言に抗議する会、新しい訴訟について

石原都知事のフランス語発言に抗議する会
 ∟● 「抗議する会」より原告・賛同者の皆さまへ

2007年2月2日

原告・賛同者の皆さまへ

石原都知事のフランス語発言に抗議する会

1 今後の訴訟の方針
これまでの訴訟・・・「仮に公式発言であるにしても、国家賠償法ではなく、民法上、石原氏個人の責任を問うことは可能」という主張を出し、継続する。
新しい訴訟・・・・これまでの訴訟について東京都に「訴訟告知」をするという方法ではなく、新しく国家賠償請求訴訟を提起する。

2 新しい訴訟について
 ア.訴訟申立費用を倹約するために、新聞への謝罪広告を求めるのではなく、「謝罪文の交付」と、都庁の公式ホームページに謝罪文を6ヶ月間掲載することを求めることにしました。(新聞に1回掲載される謝罪広告より、効果的ではないかという見方もあります)

 イ.慰謝料も、今度は東京都に求める(税金から支払われる)ことになるので、これまでの「1人50万円」から「1人5万円」に減らします。裁判では、慰謝料よりも謝罪広告はハードルが高いので、謝罪広告を求めるだけでは「敗訴」になりかねません。そういう意味で、慰謝料請求はどうしても必要なのです。

 ウ.「東京都立大学再編問題」も一つの焦点になりますが、この裁判はあくまでも「フランス語蔑視発言」を問うものです。そういう意味では、新しい訴訟でも“5つのジャンル”(母語とする人、学校経営者、教育研究する人、職業で使う人、学ぶ人)を主軸に、このジャンルを全て満たすよう、原告を募集します。

3 新訴訟の原告を募集します!
これまでの訴訟の原告・賛同者のみなさまは、是非新訴訟にも加わってくださいますようお願いします。
2月18日までに、別途お送りしておりますメールへの返信として、あるいは、本HP上、「支援のメッセージとカンパをお願いします」のフォームを使って、「原告になります」とお知らせください。※上記フォームをお使いの場合は、「支援メッセージ」の項に「原告希望」とお書きの上、委任状用紙の送付先を明記してください。

折り返し、委任状の用紙をお送りしますので、署名捺印の上、2月28日必着でご返送くださるようお願いします。
新しい訴訟は、3月中には提起したいと考えています。

4 連絡体制の整備
いままで弁護団事務局から郵送で行なってきた原告のみなさんへの訴訟書類の送付は、経費削減のため、今後はPDFファイル等でメールに添付してお送りさせていただきたいと思います(インターネット環境にない原告の方へのみ、郵送とさせて下さい)。
また、あわせて抗議する会のホームページにて最新情報をチェックしてください(このホームページは原告の1人が仕事の合間に時間を割いて作ってくださっています)。
また、弁護団事務局で保持しているみなさまのメールアドレス等個人情報は、「抗議する会」の事務局と共有し、本件訴訟のご案内や連絡等にのみ使用させていただきたいと思います。今後、弁護団事務局だけでなく、「抗議する会」事務局からも裁判に関するご連絡が届くこともあると思いますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

5 さいごに
東京都知事選挙が近づいています。石原都知事の3選出馬については、原告・賛同者の方々の中にも、色々なご意見があろうかと思います。
しかしこの裁判は、あくまで「フランス語発言」を問うものです。いずれの立場からも距離をおいて、最初の目的に従って裁判を進めていく予定です。
時期的に、選挙が近いことから、一昨年のように不特定多数を対象として原告を募集することは控え、これまでの原告・賛同者の方だけにご案内することといたしました。趣旨をご理解下さいますよう、お願い申し上げます。

以上


投稿者 管理者 : 2007年02月05日 00:03

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