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2005年01月06日

首都大学東京 「文化学科」創設へ 教養人を育成

産経新聞(1/05)

 東京都の石原慎太郎知事は今年4月に開学する「首都大学東京」に、教養人の輩出を想定した新学科「文化学科」(仮称)を創設する考えを持っていることを明らかにした。4日までに産経新聞のインタビューに答えた。石原知事は今夏で2期目の任期の折り返しを迎える。治安対策など選挙時の公約は軌道に乗り始めており、新学科の設立が都政の新しい課題の1つに浮上する可能性がある。

 石原知事は「『石原がうるさく言って作った学科』をつくりたい」と述べ、開設時期は「4月の開学から1、2年を経てから」と話した。

 学科の内容は「まだ構想がうまく浮かんでこないが『文化学科』のような学科。本当の教養を持った、趣味性もある教養人が出てくる学科があったらいい」と話した。

 首都大学東京をめぐっては、「江戸・東京の文化や、都市の文化をどのように学問領域にするか」という課題がある。石原知事の「文化学科構想」は、これらの課題をのみ込んだ上で、新大学を特色づけるものになる可能性がある。

 首都大学東京は、現在の都立大学など4大学を統廃合し、「都市教養」「都市環境」「健康福祉」など4学部、定員1510人で4月に開学。他大学での単位取得を認める「単位バンクシステム」などを特徴にしている。

新春インタビュー 石原知事に聞く 新銀行、中小企業テコ入れ期待

産経新聞(2005/01/05)

 平成17年の日本が動き出した。今年の都政は、「首都大学東京」が開学、「新銀行東京」の営業開始も予定されているなど、重点課題が陽の目を見る。都政の展望などについて石原慎太郎知事に聞いた。(聞き手 赤堀正卓、石田貴子)
 --公約の一つである「新銀行東京」が開業を迎えますが
 「とても期待していますよ。不良債権を一文も抱えていない新しい銀行だしね。信組信金を含めて地域の金融機関との連携もある」
 「何だかんだ言っても、大手の銀行は中小企業の面倒は本気でみていないからね。信組信金と協力して新しい銀行が支援を引き受けることになれば、中小企業に対するかなりのテコ入れになると思う。べらぼうな融資はいらないんだよ。五百万円、一千万円の融資があったことで立ち直り、上場するまでに成長した会社はいっぱいあるんです」
 --新銀行東京が順調に滑り出せば、株式の上場も視野に入ってきますが
 「株が上場されているころには僕はいないよ。でも、やがては上場するでしょう。それは必ず財政的には大変なプラスになる。資本主義の世の中なんだから当然で結構なことだ。その時になって『あれはおれがやったんだ』なんて言うつもりはないから」
 --四月には「首都大学東京」も開学します
 「これは銀行と違って評価が定まるまでには時間がかかるでしょう。第一回の卒業生が出て、それが社会で評価されるまで十年近くはかかるかな」
 「学長に迎える西沢潤一さんはすばらしい人です。文部省と東大の権威と正面衝突したという経歴も見事だし、当然ノーベル賞を受賞してもいい学者であると同時に、非常にすぐれた教育論者である。それをベースにして新しい大学を軌道に乗せてくださると思う。大学を変えていくことで、高校、中学、小学校も変わっていくという作用もあるでしょう」
 「あと、『石原がうるさく言って作った学科』というか、そういう新しい学科を一年か二年たったら作ってみたい。まだ構想がうまく浮かんでこないけど『文化学科』みたいな。そういう、本当の教養を持った、趣味性もある教養人がでてくるような学科があったらいいと思う」


投稿者 管理者 : 2005年01月06日 01:25

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