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2005年06月28日

東京都立大学は、すでに消滅していた!?

だまらん
 ∟●東京都立大学は、すでに消滅していた!? (2005年6月27日)より部分引用

東京都立大学は、すでに消滅していた!?

……

3. 問題:公式な書類上で、都立4大学の名前を消してよいのか!
問題は、「人事院では、すでに都立4大学の名前が使われていない」らしい、ということだ。すでに、「首都大学東京法人」ということで一括して扱われ、その結果、東京都立大学も東京都立科学技術大学も、東京都立保健科学大学も、東京都立短期大学も書面から消えているらしいのだ。この点に関しては、人事院のホームページ等で正式に確認が取れているわけではないので、断定はできないが、かなりもっともらしい情報である。
さらに、文部科学省(?)での東京都立大学のコード番号はすでに消滅し、東京都立大学所属の教員の所属は9999(その他)となっているという噂がある。 2010年度末まで、東京都立大学は存続するのではなかったのか?本当に「東京都立大学のコード番号」が抹消されたのか否か、そうだとしたら、東京都立科学技術大学や、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学のコードもすでにないのだろうか?最終的な真偽のほどはまだわかっていない。
思えば、法人の名前の決定の際に、「首都大学東京」という大学名をそのまま取り入れた法人を作り、5大学を管理すると言ったあたりからあぶなかった。今回の国家公務員1種に合格したのは、明らかに東京都立大学の学生 であろうが、「首都大学東京」の学生と誤解され、報道されてしまうのは、可愛そうな気がする。いや、ただ可愛そうというより、明らかに筋違いだ。公式な書類上で、都立4大学の名前を消してよいわけがない。東京都は、強い反対にもかかわらず、都立4大学の条例を一旦廃止したあとで、再設置の条例を出したはずだ。都立4大学は、決して「旧大学」ではない。学生もいて、現存する大学だ。

4. なし崩し的に首大の名前にすげ替える:これはおかしい!
各種の書類上で、東京都立大学という名前が削除され、気がつくと、すべて「首都大学東京」という名前になって行くような気がしてならない。なし崩し的に、すべて「首都大学東京」の手柄のように宣伝されることに、私は強い嫌悪感を覚える。
実は、私を含め、都立大学を去った非常に多くの教員は、今でも都立大の学生のための授業を、非常勤(兼任)講師としてやっている(その結果、「首都大学東京」は、この2005年4月から、非常勤講師に非常に大きく依存した教育・研究体制でスタートしている)。彼らは、あくまでも、都立大生に対しての教育責任をまっとうしたい、という意思を持って、転出後も時間のやりくりをして都立大へ来ているのだ。
しかし、今回のようなことがあると、ひょっとして「都立大」と「都立大生」のためではなく、首大と首大生のために働いていると書面上はなっているのではないか、という疑心暗鬼に陥った。
そこで、普段はほとんど見ない給与明細書を見て、唖然とした。そこには、私の所属が 都市教養学部 人文・社会系 国際文化コース となっているではないか! そんなバカな!普通、他大学所属の人間は、兼任講師と呼ばれ、所属は授業を行っている大学の学部学科になる。つまり、私の場合は、 「東京都立大学人文学部文学科兼任講師」であるはずだ。い…いつの間に。なし崩し的に、すべてを「首大」の名前にすげ替えるやり方に、今さらながら怒りを覚える。


投稿者 管理者 : 2005年06月28日 00:00

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