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2005年07月05日

「映画 日本国憲法」、全国で公開へ

法学館憲法研究所
 ∟●「映画 日本国憲法」

「映画 日本国憲法」

 いまだにほとんどの日本人は憲法のことを「自分たちが守らなければならないもっとも基本的な法律」だと思っています。法律で一番重要かつ基本となるものぐらいのイメージではないでしょうか。しかし、憲法は私たちが守るべきものではありません。私たちが国に押しつけて守らせるべきものです。その憲法の本質を知っていると、改憲論議のいろいろな意図が見えてきます。それをすばらしくわかりやすく解きあかしたDVD映画を見ました。ジャン・ユンカーマン監督の「日本国憲法」です。12人の識者へのインタビューから構成されているだけですが、日本国憲法の成り立ちやアメリカとの関係、アジアでの日本の役割などの輪郭がはっきりと見えるようになります。
 日本国憲法というタイトルではありますが、実は、これからの世界のあり方を、日本の憲法9条を通じて、アジアと沖縄の視点から、アメリカ人の監督が描きあげた作品です。
 このグローバルな構成が、憲法9条、そして改憲問題が、国内の政治問題のひとつに成り下がってしまいがちな私たちの意識に、渇を入れてくれます。9条はけっして国内問題ではなく、世界に絶大な影響を与える地球レベルの問題なのだということを改めて実感させてくれました。……

伊藤塾塾長 伊藤真


投稿者 管理者 : 2005年07月05日 00:18

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