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2005年10月24日

北海道教育大学岩見沢校、本館の劣悪な環境を改善してくれるのは誰?ー大学?それとも労基署?

「岩見沢校/北海道教育大学」研究
 ∟●本館の劣悪な環境を改善してくれるのは誰?ー大学?それとも労基署?

本館の劣悪な環境を改善してくれるのは誰?ー大学?それとも労基署?

(…略…)

 一番責任があるべきは大学である。居ながら工事を強行したのも大学であるし,劣悪な環境を放置していたのも大学である。それにもかかわらず,労働基準署や消防局から是正を勧告されなければ,改善しようとは思わないのである。もちろん,一部の職員は,親身になって対応してくれた。埃があまりにもひどいので,良品質の防塵マスクや防塵眼鏡の手配をしてくれたし,コンピュータにかぶせるシートも貸してくれた。また,工事予算には清掃の予算が十分組み込まれていないらしく,職員自らが作業着を着て,廊下の清掃をしてくれた。清掃をいつもしてくれる女性の方も愚痴一つこぼさずに拭き清掃までしてくれる。しかし,本来一番責任をとるべき大学は動こうとしなかった。自分の学生や教職員の健康のことは気にしないのであろうか。本来教育や研究すべき場所が,工事現場となって,ほとんどその機能をはたさなくなっても,どうでもいいのであろうか。

 少し環境は改善されたと言ったが,すぐ次の工事が始まるということである。それも,大学の予算を使っての工事である。教職員を削減することで人件費を削り,非常勤講師の予算まで毎年大幅にカットしている財政の中から捻出するというのである。先日も,図書館の予算のやりくりがつかなくなり,研究費を削減してまでどうにかしようかという話が出ていた。そんな厳しい現状の中で,予算の出所も,発注先も全て大学の工事が,みずからの学生や教職員を新たに苦しめることになる。そんなことがあっていいのであろうか。

教育大岩見沢校 耐震工事で労基署、是正勧告(朝日新聞10/10)

投稿者 管理者 : 2005年10月24日 00:14

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