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2005年11月25日

京大職場フォーラム2005「ちょっと立ち止まって-京大の未来を考える」

京都大学・総長室
秋晴れに恵まれ、京大職場フォーラム2005を開催(11/19)

京大職場フォーラム2005「ちょっと立ち止まって-京大の未来を考える」挨拶


尾池和夫

 京都大学の職場で働く教職員の皆さまが集まる「京大職場フォーラム2005」の開催にあたり、ひとことご挨拶させていただきます。お招きいただいて、たいへん光栄に存じます。

 「ちょっと立ち止まって、京大の未来を考える」という副題がついておりますが、12月の予算原案の決定に向かって、事態はどんどん厳しい方向へ向かっており、今、財務省と文部科学省の間では激しいやりとりが毎日続けられていて、ちょっと立ち止まると、たちまち科学技術関係の予算が減り、教育への予算が減り、国立大学への交付金が減っていくというような事態になっています。とりわけ3%のシーリングが科学技術や教育にまで影響を及ぼす事態が懸念されます。

 そのような状況の中での、11月に入ってからの私の日程をたどって、参考までに報告します。

 2日、東京で、教員の任期制の導入状況を議論しました。大規模な総合大学で、大きな割合で任期制の教員が増えていることがわかりました。

 7日には長崎で、国立大学協会の総会があり、その機会に文部科学省の方たちとの懇談会がありました。国立大学の入学金の改定が議論されているという説明がありました。また、施設整備の交付金がほとんどない状況に対して、私立大学の施設整備費が寄附でまかなわれている状況を考慮する説明がありました。また、昨年の授業料標準額の改定に伴って交付金は減っていないはずだという説明がありました。……


投稿者 管理者 : 2005年11月25日 00:21

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