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2005年11月29日

立命館アジア太平洋大学、構造的雇用差別下における4名の「常勤講師」解雇問題

立命館アジア太平洋大学大分地域労組APU分会
 ∟●大分地域労働組合APU分会 ニュース No2(2005/11/27)

 私たち大分地域労働組合APU分会は、今まで4回に渡って大学側と団体交渉を持ってきました。主な要求事項は、来年3月をもって行われる4人の常勤講師の解雇を撤回し、当初の約束通りの継続雇用を求めるものでした。この要求は、働く者の生活権を守るための最低の必死の要求です。今まで大学に貢献してきた者に職を失わせて、どうして大学側は平気なのか、不思議でなりません。合わせて、常勤講師制度の廃止による教育の質の低下に関しても指摘してきましたが、学校側は確実な根拠も提示しなしまま、教育の質の低下はないと主張しています。(詳しくはHP参照)

 しかし、大学側は今までの交渉の中で、開学前に継続雇用の約束をした事実を否定するなど、極めて不誠実な態度で臨んでいます。このことは、大学側には解雇撤回の意思が全くないことを意味します。「自由・平和・ヒューマニズム」を標榜し、世界各地から学生を集めている国際大学であるAPUで、このような非道徳的で理不尽にも教員を大事にしない暴挙が許されてはいけません。

ストライキ権確立のための投票開始! -

 このような状況を踏まえて、11月28日から12月2日にかけて、解雇撤回の要求を実現するための一つの手段としてのストライキの可否を問う組合員投票を実施します。

団体・著名人署名進行中!! ネット署名実施中!!

 現在大分県・別府市を中心にした団体・著名人の署名を集めています。京都の立命館大学の名誉教授、衆議院議員、県議会議員、別府市議会議員、大学関係者、市民の方々などからたくさんの署名が集まっています。また、他大学の労働組合、各種労働組合、民主団体などからもたくさんの団体署名が寄せられています。集められた署名は次回の団体交渉の際、大学側に手渡す予定です。もちろん、それ以降も続けてやっていくつもりです。

 APU分会ではただいまネット(下記)による支援署名を募っています。私たちの運動への支援を全国・全世界にお願いしているもので、現在大学関係者を中心に多数の署名が集められています。この署名はネット上で名前を匿名にすることもできます。みなさんからの署名は、私たちにとってとても大きな力になります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。なお、この署名サイトへはAPU分会のHPからもアクセスできます。

 署名サイト: http://university.sub.jp/apu/

外部へのアピール活動を展開中!!

 APU分会では大学側との交渉以外にも多角的な活動の必要があると判断し、現在大分市・別府市を中心に、今回の不当解雇問題を市民に説明して協力と支援を要請する運動を展開しています。衆議院議員・参議院議員との面談、県議・市議との面談、各組合への支援要請、集会での説明、ビラ配り、市民集会開催などの活動をしてきました。市民と支援者の反応も全体的に大変好意的で、“まさかAPUでこのようなことが起きているとは思っても見なかった”という驚きの反応が多くありました。これからも引き続き運動を展開していきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


投稿者 管理者 : 2005年11月29日 00:00

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