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2005年12月30日

京都大学任期制教授再任拒否訴訟、井上教授 「学問の自由にかかわる問題で上告したい」

京大の再任拒否:元教授の控訴棄却--大阪高裁

毎日新聞大阪夕刊(2005/12/28)

 任期切れを理由にした再任拒否は違法な処分として、京都大再生医科学研究所(再生研)の任期制教授だった井上一知さん(60)が京都大に処分取り消しを求めた訴訟で、大阪高裁は28日、訴えを却下した京都地裁判決を支持、原告側の控訴を棄却した。武田和博裁判長は「退職は任期満了によるもので、再任を認めない決定は行政処分といえない」と述べた。
 判決によると、井上さんは98年5月、大学教員任期法に基づき5年任期で教授に就任。02年4月、再生研所長に再任を申請し、内規に基づく学外専門家(7人)による外部評価委員会は全員一致で賛成したが、再生研の所長や教授らでつくる協議員会が同年12月、再任を否決。03年4月末に失職した。
 判決は、原告が任期制に同意して教授になったと認定したうえで「協議員会の決定が外部評価委の評価に拘束されるなら、かえって大学の自治を没却する」と判断した。井上さんは「最低限の身分保障がないと任期制の意味がない。学問の自由にかかわる問題で上告したい」と話した。【一色昭宏】
 ◇中辻憲夫・京都大再生医科学研究所長の話
 主張してきたことが認められ、満足している。

京大「再任拒否」訴訟 教授の控訴を棄却/大阪高裁

大阪読売新聞夕刊(2005/12/28)

 京都大再生医科学研究所の任期制教授だった井上一知さん(60)が、同研究所教授に再任されなかったのは不当として、京都大に「再任拒否処分」の取り消しを求めた行政訴訟の控訴審判決が28日、大阪高裁であった。
 武田和博裁判長は「任期制は、任期満了によって当然に失職する制度で、取り消すべき行政処分がない」として、訴えを却下した1審・京都地裁判決を支持、井上さんの控訴を棄却した。
 中辻憲夫・同研究所長の話「主張が認められ満足している」


投稿者 管理者 : 2005年12月30日 16:35

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