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2006年01月28日

立命館理事会、一時金カット強行の暴挙 組合は越年での闘争継続を確認

■日本私大教連New Letter No.71(2005.12.20)

立命館で全学統一ストライキ
理事長の団交打ち切りに大きな怒り

11月24日(木)、立命館大学において、一時金の1ヶ月カットと「研究力強化」のための手当創設などの理事会回答をめぐり、第5回団体交渉が開催されました。延べ500名を超える教職員が見守る中、3時間あまりにわたって論戦が行われましたが、理事会は一時金カットに固執し、圧倒的多数の教職員の批判にも答えず、組合と何ら合意もないままに、回答を実施することを宣言して一方的に交渉を打ち切りました。
 この事態を受けて、立命館教職員組合連合はストライキの決行を確認、翌25日、全学統一一ストを敢行しました。ストライキは、立命館大学、APUと3箇所の付属中・高で取り組まれました。
 立命館大学では、衣笠とびわこ・くさつ両キャンパスで、正午から午後1時まで行われ、授業の前後いずれか10分がストライキに当てられました。この中で開かれた緊急集会には、400名近い組合員にくわえ、多数の未組合員教職員や学生・院生が参加、各職場からは理事会への抗議と決意表明が次々発言され、学友会からも連帯の挨拶が行われました。この集会で組合は闘争継続を確認するとともに、学生・院生にも理解と協力を訴えました。
 24年ぶりの授業時間内ストを含む全学統一行動は大きな成功を収め、組合・教職員の理事会た対する怒りや批判が、連帯と団結で明確に示されました。
 立命館の闘いを全国的課題と位置づける日本私大教連は、書記長名で激励のメッセージ(=右)を届けるとともに、全国の加盟組織に、立命館理事会への抗議ファックス、組合への激励ファックスを呼びかけ、多くの地区・県組織、単組がこれに応えました。

理事会、一時金カット強行の暴挙
組合は越年での闘争継続を確認

 圧倒的な批判の声に背を向け、立命館理事会は、年末一時金の1ヶ月カットと新設諸手当のうち「法科大学院教育推進手当」(法科大学院所属教員に年額20万円)の支給を強行しました。
 これに対して組合は、今次支給はあくまで「仮払い」であるとの立場を表明し、「今回の学園史上最低最悪のズサンな『回答』を断固として認めない。その立場を明らかにするには、その根幹『回答』である『一時金1ヶ月カット』を認めず、年度末に向けて、引き続き未払い部分の支払を要求する」とともに、「回答」諸項目実施の撤回・凍結を要求し、さらに「教職員の声に耳を傾ける理事会」をもとめる方針を掲げ、闘争継続を確認しています。

[参考]立命館理事会が「研究政策」として「回答」で示した諸手当
  (検討欄の○印は、理事会が団体交渉の結果を受けて再検討するとしたもの)……

立命館大学に働くすべてのみなさまへ

 日本私大教連中央執行委員会を代表して、本日のストライキに連帯し、ともにたたかう決意を表明するものです。
 みなさまのたたかいは、全国で困難に立ち向かいながら奮闘する教職員を力強く励ましています。理事会の無法にたじろがず全学的なたたかいをすすめておられるみなさまの奮闘は、いま全国に「立命館のようにたたかおう」という声になって響きはじめています。

 頑迷な理事会を突破するには、まだまだ一層のご奮闘が必要だと思いますが、組合に結集・団結して、困難を克服し勝利を事にするよう期待をいたします。
 日本私大教連は立命館大学教職員組合と固く連帯し、ともに前進してまいります。

 みなさまのたたかいに勝利を!

2005年11月25日
日本私大教連中央執行委員会
書記長 片 山 信 之


投稿者 管理者 : 2006年01月28日 11:44

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