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2006年10月10日

東和大、学園資産3億円を投機商品に運用? 他方解雇された教員20人の半数以上が仮処分申請

■西日本新聞(2006/10/06)

 二〇〇七年度の学生募集停止を決めた東和大(福岡市南区)を運営する学校法人福田学園が、学園資産の一部を投機的な金融商品で運用していることが五日、分かった。関係者によると運用額は約三億円とみられ、最悪の場合三十億円の損失が出る恐れがあるという。
 学園が記者会見して明らかにしたもので、〇五年十月ごろ、外資系金融会社の金融商品に投資した。理事会の承認は得ており「関係者の個人的な運用ではない」という。
 途中で解約すると損失が出る契約になっているものの、学校法人は国から補助金を受けているなど公的性格が強いことから、解約する方向で検討するとしている。
 市内の別の学校法人に約十億円貸し付けていることも明らかにし、山崎正行常務理事は「法人を健全な状態にするための協議を急ぎたい」と話した。
 一方、教員二十人が解雇された同大の教職員組合も五日、記者会見し、解雇された教員の半数以上が現在、地位保全の仮処分申請の準備を進めていることを明らかにした。また、教員二十三人が「夏のボーナスが支給されていない」として、九月二十九日付で総額千三百六十万円を支払うよう求める仮処分を福岡地裁に申請したことも明らかにした。

投稿者 管理者 : 2006年10月10日 01:45

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