個別エントリー別

« 東和大、学園資産3億円を投機商品に運用? 他方解雇された教員20人の半数以上が仮処分申請 | メイン | その他大学関係のニュース(主に大学別) »

2006年10月10日

湘南工科大学不当解雇事件、最高裁が学園の上告棄却 原告教員の勝訴確定

湘南工科大学事件

 祝 原告教員の勝訴確定!
 下記の記事にあるように,湘南工科大学解雇事件で,最高裁は学園側の上告を棄却した。これによって高裁判決が確定した。

[本サイトにおけるこれまでの湘南工科大学事件記事一覧]
過去の記事(3)2005年6月~最新
過去の記事(2)2004年11月~2005年5月
過去の記事(1)2004年10月以前

(2006.10.03) 2006.10.03、最高裁は、湘南工大理事会の2006.02.21の上告を棄却し、「懲戒解雇事由がないのに本件各懲戒解雇をしたものであり,これが違法であることは,明らかである。」とした東京高裁判決が確定した。

湘南工大訴訟:最高裁が上告棄却、大学側が敗訴

毎日新聞(2006/10/05)

 湘南工科大(藤沢市辻堂西海岸、糸山英太郎理事長)を解雇されたのは組合活動が理由で無効だとして、同大労組委員長で情報工学科教授、河口央商(ひろあき)さん(66)が地位確認を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は大学側の上告を棄却した。教授の地位を確認し、大学側に未払い賃金と慰謝料の支払いを命じた東京高裁判決が確定する。決定は3日付。
 河口さんは教授会の承認にもかかわらず教授に任用されず、91年に県地方労働委員会に救済を申し立てた。02年、大学側は河口さんをいったん懲戒解雇したが、教授任用差別と解雇無効の二つの裁判で敗訴が確定する。
 来年3月に定年退官する河口さんは「教壇復帰の可能性がほぼなくなり残念だが、大学は正常化に向かってほしい」と話した。



教授の懲戒解雇で「不当」判決確定 最高裁、湘南工科大の上告棄却=神奈川

東京読売新聞(2006/10/05)

 湘南工科大(藤沢市)の教授が懲戒解雇は不当として雇用関係の確認などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は、大学側の上告棄却を決定した。決定は3日付。「解雇の理由がない」として慰謝料300万円の支払いなどを命じた高裁判決が確定した。大学側は2002年8月、交通費の不正受給を理由に教授の河口央商さん(66)を懲戒解雇した。


投稿者 管理者 : 2006年10月10日 01:46

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi4/mt/mt-tb.cgi/2436

コメント