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2006年12月25日

石原都知事フランス語蔑視発言訴訟、第9回口頭弁論

石原都知事のフランス語発言に抗議する会
 ∟●2006年12月22日 第9回口頭弁論

2006年12月22日 第9回口頭弁論

 1 原告から、準備書面7を出しました。内容は「①被告による自白(個人的発言であることを認めたこと)の撤回は許されない、②被告の陳述の撤回は、時機に遅れたものであり、また信義誠実の原則にも反するので、却下されるべきである、③公的立場による発言であったとしても、不法行為による個人的責任追及が認められるべきである。」

 2 被告からも準備書面5が出されました。フランス語に関する発言は個人的な評価・見解であるが、都立大学のフランス語履修者の数などに関する発言は、都政と密接に関連するもので、公務を行なうにあたってなされたものである、というもの。

 3 裁判長から被告に対して、再度、和解による解決は考えられないか打診がされました。「被告を東京都にまで広げるようなことはせず、石原氏が個人的に非を認めたらどうか」という趣旨だと、理解されます。しかし、被告代理人は、その可能性はないと、拒否しました。

 4 裁判長から原告に、東京都に対して「訴訟告知」するなどして、この訴訟に加わってもらうことにするか、検討して欲しいとの希望が述べられました。原告からは、訴訟告知とするか、新たな裁判を提起するかも含め、検討することを約束しました。

 5 次回の裁判は、2月2日(金)1時15分からです。次回も、裁判の進め方中心の議論になり、原告の意見陳述はありません。

 ◎次回までに弁護団会議を開き、4の問題について検討し、その結果をお知らせします。

  なお、去る11月10日に開かれた「抗議する会 原告・賛同者・弁護団の集い」では、現在の訴訟だけでは『当事者違い』で門前払いなどというリスクがあるなら、東京都相手に新しい訴訟を出そう、という方向で一致しています。


投稿者 管理者 : 2006年12月25日 00:00

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