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2007年5月 7日

名誉教授の地位保全を埼大・岬氏が地裁に申し立て

http://www.saitama-np.co.jp/news05/03/16x.html
 

 埼玉大学の岬暁夫名誉教授(宇宙線物理学)は二日、名誉教授の資格を制限・停止され不利益を受けたとして、同大の田隈三生学長を相手取り、地位保全の仮処分を求める申し立てをさいたま地裁に行った。

 岬名誉教授らによると、岬教授は二〇〇三年の学長選に立候補した際、当選した田隈学長を批判。それに対し、大学側は岬教授がかかわる研究費用の申請を拒否したり、研究室やパソコンなどの使用を禁止したと主張している。さらに、名誉教授懇談会に参加させないなど「名誉教授の資格制限・停止」を行ったという。

 岬教授らは、田隈学長や大学側の行為は「言論の自由、研究の自由を侵害するもの」などとしている。

 これに対し、大学側は「学内メール等で学長、教員の名誉を傷つける行為があり、名誉教授懇談会への出席拒否は、学内の意思決定機関である教育研究評議会で決定したもの」と説明。訴状を検討し、必要な対応を取るとしている。


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