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2007年5月14日

改憲に反対する大学人ネットワーク、不公正な改憲手続法案の(強行)不正採決に対する抗議声明

改憲と国民投票法案に反対する各大学のアピール
 ∟●不公正な改憲手続法案の(強行)不正採決に対する抗議声明

不公正な改憲手続法案の(強行)不正採決に対する抗議声明
――日本憲政史を汚す歴史的暴挙の中止を要求する――

強行・不正採決への動き

 与党は「国民投票法案」という名の改憲手続法案を、衆議院において4月11日(特別委員会)、13日(本会議)に強行採決によって通過させ、今また参議院における採決・成立を強行しようとしている。参議院では異例の強行スケジュールで審議が進められ、まだ中央公聴会すら開かれていないにもかかわらず、与党側は5月11日(特別委員会)・14日(本会議)という採決日程を提案し、今日これから「日本国憲法に関する調査特別委員会」で不正採決を行うと思われる。

 参議院での審議を通じて、この法案の問題点はますます明らかになってきているので、このような審議と採決に私たちは厳重に抗議し、慎重審議を求める。

 「国民投票法案」は、私たちがすでに訴えてきたように、中立的なものではまったくなく、有権者から改憲の是非を考え論じる機会を奪う不公正なやりかたで、改憲を強行できるようにするための改憲促進法である。その内容には以下に挙げるように、数多くの深刻な問題点がある。……


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