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2007年5月16日

横浜市立大教員組合、学長メッセージへの抗議

大学改革日誌
 ∟●最新日誌、5月15日

5月15日 組合員の各方面から、「脅かし」の文書について学長に抗議すべきだ、との声が寄せられた。組合としては、5月11日の昼に提出した第二回質問状への回答を待っている段階での「学長メッセージ」であり、その配布の仕方・時間に対しては憤りを持っているが、今日まで、学長からの回答を待っていた。しかし、学長からの回答はなく、したがって、下記のような抗議文を学長室に提出した。

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公立大学法人横浜市立大学学長
ブルース・ストロナク様

横浜市立大学教員組合執行委員長
永岑三千輝
2007年5月15日

学長メッセージへの抗議

 学長職にある公文書は、日本では、日本語でなされるべきであります。したがって、学長の目標提示文書(教員評価システムに記載された文書)等も、はじめから公文書として日本語でなければなりません。

 公文書としての要件さえ満たさない文書類を掲げながら、SDシートへの記入期限に関しては、脅かしとも思われる文言で全教員に記入を求めています。しかも、英語原文と日本語文書(公文書)とには齟齬があり、教員の神経を逆なでしています。

 こうした高圧的な不当な態度は、大学にあっては決して許されるものではありえません。

 公文書としての要件を整えてから、期限を再設定すべきであります。

 5月18日の期限に関しては、公文書としての要件を欠如する学長文書からして、無効といわなければなりません。また、公文書であれば、パソコンを使用しない教員を含めた全教員への周知徹底が必須の前提要件です。この要件も満たしていません。

 パソコンで情報にアクセスできる教員だけに、特定の文書(評価にかかわる利益不利益に関わる文書)を送りつけることは、教員集団への差別措置であり、これまた断じて容認できません。今回のような学長文書は、確実に全教員に渡るよう、また、十分な時間的余裕をもって配布すべきものです。

 教員に求める公文書として必要な根本的前提条件を満たしていないにもかかわらず、SDシートに記入しないことをもって「最低の評価となる可能性がある」などというのは、到底許されることではありません。

 すでに提出している質問状に対する誠実なご回答もないままの、学長メッセージ(5月9日付となっていますが、われわれには5月11日夜21時半に配布されたことも不可解です)は、私ども教員組合に対しても失礼千万と考えています。

 教員組合の第二回質問状・要求書に速やかにご回答いただき、公開されることを求めます。

 以上、ここに厳重に抗議します。

添付資料「一次評価者・二次評価者への教員組合委員長の要望書」


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