2007年6月 6日
横浜市立大学、不可解な人事ルール改訂
■YABUKI's China Watch Room
∟●横浜市立大学つぶしに抗して2002-2006
∟●カメリア通信、第49号
*************************************************横浜市立大学の未来を考える
『カメリア通信』第49号
2007年6月5日(不定期刊メールマガジン)
Camellia News No. 49, by the Committee for Concerned YCU Scholars*************************************************
不可解な人事ルール改訂国際総合科学部
一 楽 重 雄人事の透明性が謳われた大学改革であった.その特徴のひとつは,権力の集中にあった.
学校教育法にも違反して教授会から人事権を奪い,学長・理事長が人事権を独占した.
以前にも,この通信で人事の透明性が増すどころか専門の違う人による昇任審査など問題が多いことを指摘してきた.
学長・理事長に権限が集中していても,実際には学長の諮問機関である人事委員会を通して行うのであるから,そんなにおかしなことは起きないと思う人も多いと思う.私も,ある程度そう思っていた.
実際には違った.人事委員会委員の任命権も学長・理事長にあるから,イエスマンの集まりとなってしまうようである.
4月に発令された教授への昇任人事のうち,資格に疑問があるケースがあったので,いったい,ルールはどうなっているのか友人と調べてみた.とんでもないことが起きていた.
この大学の現状に悲しさを感じるよりあまりのことに笑ってしまうのは私だけではないだろう.
以下は,友人がまとめてくれたレポートである.……