研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2007年6月29日

運営交付金確保へ決議 東海・北陸国立大副学長会議

■北國新聞(2007/06/21)

 東海・北陸地区国立大学学生関係副学長・部課長会議は二十日までに、大学教育を支える基盤的経費である運営費交付金が十分に確保されるよう関係方面に配慮を要望する決議書を採択した。
 財務省が競争原理を加味した運営費交付金の試算を示したことを受け、五月二十四日に金沢市で開かれた同会議の席上、議長を務めた北陸先端科技大学院大の牧島亮男副学長が決議を提案、十二大学の意見を集約した。
 決議書は、財務省試算について、人材育成という国立大学の使命を全く無視したものと批判し、「教育の着実な実施のために適正で安定的な運営費交付金が措置されるよう関係各位に強く要望する」としている。国立大学協会理事の林勇二郎金大学長を通じて同協会に提出された。
 財務省試算によると、金大の運営費交付金は約25%減、北陸先端大は約50%減となり、ほとんどの地方大学は存続が難しくなるとされる。

|