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2007年7月11日

立命館大、産業社会学部学生大会 「総長・理事長の退任慰労金倍増規定の撤回」と「学園の民主化」を求める特別決議

立命館大学学友会Blog
 ∟●産業社会学部学生大会 特別決議

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 「願い」

 私達は一人の人間として貴方を見る時、同情に堪えません。

 貴方は朱雀の美しい廊下を歩きながら、衣笠にいる学費に苦しんでいる学生の存在を知ろうとはなされない。それが故に、貴方の退任慰労金の額に学生から反発が起きたことを貴方はさぞ不可思議なことだと思われたでしょう。

 貴方は学園発展のために自己の信頼を犠牲にした犠牲者であります。私達はそのことを人間としての貴方のために気の毒に思います。

 しかし貴方がかつて理事長でおられたころ、全学協議会で多くの学生たちがこれ以上の学費値上げを止めて欲しいと願う中、その声の重み受け止めていると言いながらも、議論を一方的に打ち切り、学費値上げを強行なされたことを考えるとき、私達はもはや貴方に同情していることはできないのです。

 貴方は今も変わっていません。名前だけは相談役であるけれど、それがかつての理事長と大差ないことを私達は考えざるを得ず、貴方が今再び学園の更なる発展の名の元に、私達に学費という痛みを押し付けようとしてることを認めざるを得ないのです。

 我々は勿論かつての貴方の責任を許しはしないけれどそれよりも、なお一層貴方が同じあやまちをくり返さないことを望みます。

 そのためには、私達は貴方が退任慰労金を速やかに返還することをのぞむのですが、貴方自身それを望まれぬとしても少なくとも一人の人間として、貴方の学園の学生達の声に耳をかたむけていただくことを希望するものです。

「一九五一年京都大学同学会の人間天皇への公開質問状」によせて
二〇〇七年六月二八日
産業社会学部自治会

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