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2007年7月13日

琉球大学、永井實工学部教授を懲戒停職

■「意見広告の会」ニュース423より

2 琉球大学 永井實工学部教授を懲戒停職

2-1 琉球大学 永井獏(本名永井實)工学部教授を懲戒停職3ヶ月
7/11 ニュース投稿

 琉球大学教育研究評議会は、6/26開催定例会議で、永井獏(本名永井實)工学部教授を懲戒停職3ヶ月とする「審査説明書」を可決し、同日、永井教授に交付した。これを受けて、永井教授は本日(7/20)、学生を含む支援者5名と共に、学長室を訪れ、学長宛「抗議と弁明機会の要求、および若干の公開質問状」を読み上げて、岩政学長代理の新里里春理事に手交した。学長宛文書は支援者、記者団にも参考文書と共に、公開、配付された。申入れには、事務局10名程が立ち会い、永井教授と新里理事、支援者と新里理事の間で、今回不当処分を巡る抗議や質疑応答がなされた。

 永井獏教授は、昨年12月、いわゆる「遅刻反省金」問題で、非公開の評議会・密室審議により、懲戒停職1ヶ月の処分を受けている。今回処分も全く不当な「処分の為の処分」であり、大学運営に批判的な「教授叩き」であるとし、弁明のため、必ずや公開で代理人(弁護士)の同席を認める評議会を開催するよう、強く迫った。永井教授はまた、最近数年に渡る「永井叩き」の事例、岩政氏の学長職の「正当性」について疑問を呈し、岩政氏の「誠実な回答」を強く要求した。

 申入れの後、「永井獏琉球大学教授を支援する会」の文書も、参加者に公開配付され、同会は、今月中に、永井教授不当処分の無効確認訴訟を、那覇地方裁判所に提訴する方針が明らかにされた。


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