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2007年8月23日

山形大、新工学部長に大場氏 辞任の小山氏は副学長に

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news003.htm

 山形大工学部は21日、小山清人工学部長の辞任に伴う学部長選挙を行い、大場好弘教授(54)を次期学部長に選出した。任期は9月1日から2年間。

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 小山氏は7月の学長選挙で、前文部科学次官の結城章夫氏(58)に敗れた。工学部長の任期は08年3月31日までだが、小山氏は8月7日の工学部臨時教授会で、「新学長による9月1日からの新体制に、工学部も足並みをそろえた方がいい」と辞任を表明。翌8日に辞表を提出した。
 小山氏は9月1日付で大学理事(副学長)に就任する予定。



学長選考会議

■毎日新聞(2007/08/21)

 「学内構成員に説明はゼロ。ずっと不完全燃焼の気分だ」。山形大学内の意見を二分した学長選で、ある男性教授は、意向聴取では次点の得票だった結城章夫氏が学長選考会議で逆転して新学長に決まったことに、どうしても納得がいかない様子だった▲学長選考会議は当初、意向聴取での各候補の得票数を公表しない方針だった。その理由は前回05年の選考で、会議のメンバーが決定を巡ってさまざまな批判を浴び、公開することを望まなかったからだという。その内容について仙道富士郎学長は明らかにしなかったが、多くの人に疑問を持たれる決定だったなら、決めた会議のあり方自体に課題はなかったのか▲学長選考会議は、04年の国立大学法人化で導入された仕組みだ。法人化の是非と合わせて考える必要があると思う。


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