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2007年8月24日

水増し合格、大学側にもメリット…受験料収入12億円 関関同立

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070823i206.htm

 大学入試センター試験だけで合否を判定する入試方式を利用して、「関関同立」と呼ばれる近畿地区の有名私大4校(関西学院、関西、同志社、立命館)に合格した受験生のうち、実際に入学するのは10人に1人もいないことがわかった。
 私立高校が合格実績水増しのため入学意思のない生徒を多数受験させたことが一因とみられる。同方式による今春の出願者は4校で延べ7万人を超え、受験料収入は総額約12億8000万円に上っており、大学側の経営上のメリットが大きいことも明らかになった。

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 最も多くの志願者を集めたのは立命館大。募集人数1565人に対し、志願者数は3万3742人。合格者は1万2286人だったが、入学者は1250人で入学率は10・1%だった。

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 合格実績水増し問題について、関関同立側は「高校側の倫理観の問題」と静観の構えだが、予備校関係者は「私立大は目先の受験料収入が魅力なのだろうが、合格を乱発し、辞退者を多発させる状態は奇異。長い目で見れば大学のブランド力低下につながる」としている。


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