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2007年8月29日

長野県看護大セクハラ 元教授が県など提訴 「虚偽だった」謝罪広告求める

■読売新聞(2007/08/28)

 県看護大学(駒ヶ根市)の女子学生にセクハラ行為をしたとして、県から停職処分を受けた元教授(51)(依願退職)が、セクハラ行為はなく、違法な処分で名誉を傷付けられたとして、県と女子学生を相手取り、処分の取り消しや慰謝料など1650万円の支払いを求めた訴訟を長野地裁に起こしていたことが27日、わかった。元教授は昨年2~3月、同大の研究室などで女子学生の体を触るなどしたとして、県から昨年12月、停職3か月の懲戒処分を受けた。元教授は今年1月、依願退職した。
 訴状によると、元教授は「交際相手の気を引こうとした女子学生が、虚偽の事実を同大に申告した」として、「セクハラ行為はなかった」と主張。さらに「県も、同大のずさんな調査に基づき、虚偽の事実で懲戒処分を行い、名誉を傷つけられた」として、県に対し、新聞4紙に「セクハラは虚偽の事実だった」などとする謝罪広告を掲載するよう求めた。
 県は「慎重な調査に基づき、適正な処分を行った。裁判で全面的に争う方針」とコメントした。

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