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2007年9月11日

長野県看護大、元教授のセクハラ損賠訴訟 県など相手に提訴

■毎日新聞(2007/09/06)

 ◇「セクハラなし、1650万円払え」

 教え子の女子学生にセクハラ行為をしたとして停職3カ月の処分を受けた県看護大学(駒ケ根市)の元男性教授が、セクハラ行為の事実はなく、名誉を著しく傷つけられたとして、県と女子学生を相手取り、処分の取り消しと1650万円の支払いなどを求める訴訟を長野地裁に起こした。
 訴状によると、元教授は「(女子学生は)交際していた男性の気をひくために、セクハラを受けていると演じ続けた。セクハラ行為の事実はない」と主張。さらに「県は架空の事実にもかかわらず、ずさんな調査で事実認定をし、退職に追い込んだ」としている。また、この処分における報道について新聞4紙に謝罪広告を求めた。県人事課は「大学の調査に基づき、適正に処分をしたと考える」とコメントして、争う姿勢を見せた。
 元教授は昨年2~3月にかけ、研究室などで女子大生の体を触るなどしたとして、同12月に県から停職3カ月の懲戒処分を受けた。元教授は今年1月に同大を退職した。


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