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2007年11月19日

ドイツ語必要と教授ら提訴 解雇通知の北陸大を

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007111601000850.html

 学部再編に伴うドイツ語教育の廃止をめぐり、北陸大学(金沢市)から解雇を通知されたドイツ人女性教授(52)らが「ドイツ語はまだ必要」として、大学に対し地位確認と慰謝料など計約3300万円の支払いを求め、金沢地裁に提訴したことが16日、分かった。

 提訴したのは、女性教授と日本人の男性教授(61)のほか、所属する大学教職員組合。

 訴状などによると、北陸大は入学者の定員割れなどのため、2004年4月に両教授の所属する法学部と外国語学部を未来創造学部に統合し、薬学部との2学部に再編。大学は語学教育の科目を英語と中国語と朝鮮語に絞り、ドイツ語を廃止、担当の両教授に今年3月限りでの解雇を通知した。

 教授側は「医療現場などでは、現時点でもドイツ語の必要性が認識されている」とし、解雇は「長年の組合敵視の一環」と主張している。


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