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2007年11月21日

福岡県立大入試ミス、「処分軽すぎる」 看護学部、理事長に説明要望

■毎日新聞(2007/11/17)

 県立大(田川市伊田)看護学部の推薦入試選考にミスがあったとして男性教授2人が処分された問題で、同学部(安酸史子学部長)は16日、「処分が軽すぎる」として、処分理由などについて教授会への説明会開催を求める要望書を、名和田新理事長あてに提出した。
 処分は13日付。04、05年の推薦入試の際、受験生各1人を手続きミスで不合格にしていたとして、当時の入試統括責任者だった人間社会学部の男性教授2人を厳重注意と訓告処分にした。だが、ともに懲戒処分ではなく、より重い訓告処分を受けた教授(61)は06年から大学執行部4役の「教員理事」に就いている。
 要望は14日の看護学部教授会で決議された。要望書は「志願者2人の被害者を出し、大学にも多大な損害を与えながら、あまりに処分が軽い」「教授会では『処分を受けながら教員理事の役職にとどまるのは、県民感情や社会的な責任を考えるといかがなものか』との意見が多数出た」と指摘。説明会の開催とともに「毅然とした対処をしてほしい」と求めている。

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