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2007年11月26日

セクハラ疑惑で聴取へ 先月減給処分の群大医教授

■東京読売新聞(2007/11/23)

 セクハラ行為などで先月、減給処分を受けた群馬大医学部付属病院の50歳代の教授が、別の女子学生にも飲み会で5分ほど足を触るセクハラ行為をした疑いがあるとして、同大が近く、調査委員会を設置することが22日、わかった。同大は事実関係が確認された場合、再処分も含めて検討するという。
 同大によると、訴えの内容は、今年5月17日、教授の診療科が飲食店で研修医の歓迎会を開いた際、教授がこの学生の隣に座り込み、密着した状態で「将来、うちの科に来ないか」などと勧誘しながら、ズボンの上から太ももを5分ほど断続的に触ったというもの。
 学生は今年9月、学内の相談員にセクハラの被害を訴えた。当時、学内ではこの教授らの別のセクハラ行為について調査委が開かれていたが、このケースは調査の対象にはならなかった。
 同大は22日、取材に対し、「この件を含めると、早急に調査結果を出すのが困難になるため、切り離すことにした」と説明しているが、この件については教授に対する事情聴取をまだしてしていないという。調査委を設置後、女子学生を含め当事者から事情を聞く方針。相談の中で女子学生は「非常に不愉快だった」などと話しているという。
 この教授は先月29日、カラオケ店で実習中の女子学生とダンスをし、部下の助教2人のセクハラ行為も見逃したとして、減給処分を受けている。この時の記者会見では、今回のケースについて同大からの説明はなかった。

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