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2007年12月25日

徳島大7・4%減、鳴教大9・4%減 文科省、国立大学法人運営費交付金・予算を内示

■徳島新聞(2007/12/23)

 文部科学省は二十二日、徳島大学と鳴門教育大学に国立大学法人運営費交付金の二〇〇八年度予算案を内示した。
 徳島大は前年度比7・4%(十一億円)減の百三十七億四千万円、鳴教大は9・4%(三億五千万円)減の三十三億八千万円。総枠の1・9%削減に加え、両大とも退職者数の減少に伴う退職金などが減額された。
 意欲的な教育研究に配分される特別教育研究経費として、徳島大は、人間の遺伝情報を解析する「ゲノム機能研究センター」を、病気発症の仕組み解明などに重点を置く「疾患ゲノム研究センター」に改組することに伴う生体分子解析システム購入など四件が認められた。
 鳴教大は、国語教育研究家の故大村はまさんの学習記録ノート約二千点をデジタルデータ化する保存事業など三件が認められた。
 政府の「骨太の方針2007」に対応した政策課題対応経費は、歯学部で国立五大学と連携して口腔疾患や障害の解明に取り組む連携研究など徳島大の二件と、「教員教育国際協力センター」を拠点とした国際教育カリキュラム開発など鳴教大の三件が認められた。

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