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2008年2月 7日

LEC大、横浜校撤退も 09年度から募集停止へ

■読売新聞(2008/02/06)

 資格試験予備校とほぼ同じ授業をしていたとして、文部科学省から改善勧告を受けた「LEC東京リーガルマインド大学」が、横浜駅近くのビルにある横浜キャンパスの学生募集を2009年度から停止する方針を横浜市に伝えていたことが、5日わかった。市の構造改革特区を利用して株式会社が05年に開校したキャンパスで、市と大学が今後、協議して正式に決める。撤退が決まれば、市は特区を取り消すことになりそうだ。
 市大学調整課などによると、LEC大から1月、08年度の新入生を受け入れるが09年度の募集から停止し、在校生がいなくなれば廃止するとの方針が伝えられた。
 LEC大は、新入生の募集がうまくいかず、経営が厳しいことなどを理由に挙げたという。1年17人、2年36人、3年20人の計73人が在学しているが、今春の入学予定者は2人。
 市は04年6月、内閣府から「都市型大学推進特区」の認定を受け、株式会社による学校設置や運動場のない大学の開校が可能になった。横浜キャンパスは、全国で司法試験予備校などを経営する「東京リーガルマインド」が04年以降、全国に開校した14校の一つ。
 市は、法律や経営などの専門知識を持った人材を育成することで、起業支援を進めて地域産業を活性化することなどを、特区の目標に掲げていた。
 LEC大は「協議開始前で正式にはコメントできない」としている。

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