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2008年2月28日

名誉教授が埼大提訴、「研究、取り消された」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20080226-OYT8T00750.htm

 研究プロジェクトの取り消しなどで学問の自由が侵害されたとして、埼玉大学(さいたま市桜区)の岬暁夫名誉教授(73)が、同大学と田隅三生学長を相手取り、謝罪広告の掲載と1500万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。

 訴状などによると、岬名誉教授は、大学側から文部科学省に対する研究費補助金申請資格の授与を拒否された上、自らが取り組む研究プロジェクトを一方的に取り消され、名誉教授の称号もはく奪されそうになったと主張。「名誉教授の名誉と尊厳を傷つけるもので、学問や言論、思想信条の自由の侵害にあたる」と訴えている。

 岬名誉教授は「2003年度の学長選で、自身と田隅学長が対立したのが原因だ」と説明している。

 埼玉大学総務課は「訴状が届いておらず、現段階ではコメントできない」としている。

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