研究者の地位と権利を守るための全国的ネットワークをつくろう!

2008年3月 3日

高知大学長選不正、無効確認訴訟 地裁で口頭弁論

http://mainichi.jp/area/kochi/news/20080301ddlk39040169000c.html

 昨年10月の高知大学長選考を巡り、相良祐輔学長の対立候補だった高橋正征・同大大学院教授が、選考に不正があったとして無効確認を求めていた訴訟の第1回口頭弁論が29日、高知地裁で開かれた。大学側は「高橋教授には原告適格はなく訴えの利益もない」として却下を求めた。
 弁論では高橋教授が「06年に新潟大で同様の訴訟があり、その際、候補者は法律的に原告適格を持つとの判断が下されている」と陳述。また原告側は、学長選考は41票差と1票差という二つの意向投票結果を参考に実施されたが、「結果が2つあっては参考資料にはできない」と学長選考の無効性を訴えた。
 訴状によると、意向投票では当初、高橋教授が相良学長に41票差をつけたが、開票終了後に大学の事務局職員が票の入った箱を無断で開け、数え直したところ1票差になっていた。学長選考会議では41票差と1票差の両方が参考資料とされ、相良学長が選ばれた。

|