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2008年3月27日

横浜市大の宝田理事長辞任へ 任期途中、今月末で

http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiimar0803652/

 横浜市大の宝田良一理事長(60)が任期を一年残して今月中に辞任する意向を固めたことが、二十五日分かった。二十六日にも宝田氏の辞任と新理事長について正式発表される見通し。

 市大では、ブルース・ストロナク学長が任期を二年残して三十一日付で辞任することが決まっている。嶋田紘医学部長(64)が医学博士の学位を取得した大学院生らから謝礼金を受け取っていた問題で揺れる市大だが、学長、理事長がそろって任期途中で大学を去る異例の事態となった。

 関係者の話を総合すると、宝田理事長はストロナク学長と二人三脚で市大の改革に取り組み、一定の成果を上げたことを強調。ストロナク学長の辞任表明を受け「学長と理事長は一体」とし、新学長選考を見届けた後の今月上旬、市側に理事長から退く意向を示したという。新学長に就任する市代表監査委員の布施勉氏と新理事長に今後の改革を委ねる考えとみられる。

 宝田理事長は二〇〇五年四月、公立大学法人化された市大の初代理事長に就任。横浜・元町の老舗洋食器店経営者としての豊富な実務手腕、市教育委員の経験などを期待し、中田宏市長が任命した。「市民が誇れる実践的な国際教養大学を目指す」などとし、市大の改革を進めてきた。


[同ニュース]
謝礼金問題で揺れる横浜市大 理事長が辞任 

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