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2008年4月18日

日本経団連、「大学・大学院改革に向けた取り組み等に関する報告書」

日本経団連
 ∟●大学・大学院改革に向けた取り組み等に関する報告書(2008年3月31日)

大学・大学院改革に向けた取り組み等に関する報告書

2008 年3 月31 日
日本経団連 産業技術委員会
産学官連携推進部会

 日本経団連が昨年1月に発表した「希望の国、日本」では、イノベーションを梃子に新しい成長エンジンに点火することで、成長力の維持・強化、豊かな生活の実現を目指している。その際に大きな鍵を握るのが高度人材の育成である。そこで、同年3 月に提言「イノベーション創出を担う理工系博士の育成と活用を目指して」を発表し、"激しさを増すグローバル競争をわが国が勝ち抜くには、イノベーション創出を主導できる高度理工系博士人材が必要である"という問題意識のもと、理工系博士人材の質的充実に向けて産、学、官それぞれが取り組むべき方策をまとめた。
 その後、産学官連携推進部会と大学院博士課程検討会では、提言内容のフォローアップを進めるとともに、教育改革や産学連携を積極的に進めている大学等関係者からのヒアリングを行ってきた。教育改革を含めた大学・大学院改革に対する問題意識はさらに高まっており、この1 年の間にも、各方面で様々な検討・提言がなされている。特に、研究・教育両面における大学・大学院の国際競争力強化の必要性については、各方面から指摘されている。イノベーションを先導する「知」の源泉であり、その推進を担う高度人材の育成の源でもある大学・大学院への期待はますます高まっている。
 本報告は、大学・大学院改革に関する主な動向、提言のフォローアップ状況、大学の取り組み状況、今後の課題をまとめたものである。・・・・


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