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2008年06月23日

立命館大転籍問題、経営陣退任せず 「情けなくなるような甘い処分」

http://www.unn-news.com/newsflsh/bunka/20080621150223.html

[立命館発表]
特別転籍に関するお詫びとご報告
「特別転籍に関する検証委員会」報告書
特別転籍に関わる処分について

転部騒動受けて会見、立命 学長ら減給処分

 立命は6月20日、「特別転籍に関する検証委員会」報告書に基づく常任理事会の処分を正式に発表した。長田豊臣理事長、川口清史学長らを減給処分とし、管理運営体制を見直すことを発表した。…

……

 学生、教職員から理事長、総長ら常務会のメンバーの退陣を求める声が上がっていることについては、「もう少し冷静に話し合いをしたい。学内的な議論をしていきたい」(川口総長)、「社会的責任を回復するのに学園復興という前向きな信頼回復で責任は果たせる」(長田理事長)と答えた。

 会見後、教職員組合の佐藤春吉執行委員長は「検証委員会の報告書も矛盾だらけ。根本的なところにメスを入れて責任見解を出さないと学内の世論は納得しない。社会的に妥当性のある処分を」と話し、引き続き常務会の退陣を要求する。

 学内では来週から法・文・産社で学生大会が始まる。現在、「補助金カットについて理事会は責任を取ること」などのクラス決議が上がっており、理事会の退任を要求する特別決議があげられる予定だ。
 学友会の学生は、「情けなくなるような甘い処分。学生の手で大学をよくしないといけない」と話した。


立命館大転籍問題 理事長、総長が謝罪会見

http://www.kyoto-minpo.net/archives/2008/06/20/post_2572.php

 立命館大学の「特別転籍」問題について、川口清史総長と長田豊臣理事長は20日会見し、「大学の管理運営が不適切だった」として謝罪。総長、理事長など常任理事会25人の減給処分を発表しました。教職員組合や学内から出ている退任要求については、「前向きな議論をしていきたい」とのべ、拒否しました。
 処分内容は、長田理事長は給与50%カット6カ月(約342万円)、川口総長は同50%カット4カ月(約234万円)のほか、副総長、常務理事、理事の手当てカット。長田理事長は、中央教育審議会臨時委員など公的役職をすべて辞任するとしています。
 会見では冒頭、川口総長が「文科省、検証委員会の指摘を受けて問題の大きさをより深く認識した。学生諸君をはじめみなさまに学園を代表してお詫び申し上げる」と陳謝。特別転籍の理由については、「結果的に経営優先、私学助成の獲得を目的としたものになった」と結論付けました。今後、学外有識者と理事・教職員でつくる「コンプライアンス委員会」を設置することを明らかにしました。 93年以来4度の特別転籍に関わってきた川本八郎前理事長(現相談役)については、「常任理事会に参加していないので処分の対象にならない。(処分を)さかのぼってまですることは学園の発展にプラスにならない」とのべました。
 この日行われた理事会、評議会に先立って、立命館大学教職員組合は同大朱雀キャンパスで総長、理事長、相談役の退任を求めてアピールしました。


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