2008年07月14日
立命館学園一時金訴訟、第3回公判原告意見陳述
■「立命館学園一時金訴訟をすすめる会」ブログ
∟●第3回公判原告意見陳述
第3回立命館学園一時金訴訟公判原告意見陳述
2008年7月10日立命館学園一時金訴訟をすすめる会副代表/原告団副団長 斎藤 敏康(2008年度立命館大学教職員組合副執行委員長)
はじめに
被告側「準備書面」に対する反論は原告側の準備書面においてなされておりますので、私はここでは、立命館の「業務協議会」の性格と意義について、及び本年3月から4月にかけておこりました「特別転籍」問題等について陳述させていただきます。
1.業務協議会の性格と意義
被告側「準備書面(1)」を拝読して、違和感を覚えることのひとつは、一時金が毎年業務協議会(以下、業協と略)での多数回に渡る交渉を経て決められていたと認識されていることであります。私たち原告の「規範意識」論は、労使双方が予め結論を承知した上で「交渉の真似事の茶番劇を演じていた」と主張するに等しいかのような叙述も見られます。
この誤解は、失礼ながら立命館の業務協議会の性格と意義を理解されず、世間一般の「団体交渉」とあまり変わらないものと考えておられるところに発していると思われます。…