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2008年07月15日

京都橘大学教職員組合、立命館「長田豊臣理事長に対する抗議声明」

立命館教職員組合連合
 ∟●学校法人立命館長田豊臣理事長に対する抗議声明

学校法人立命館
長田豊臣理事長に対する抗議声明

 7 月4 日に新聞各紙が報じた、「日本私立大学連盟」を巡る各種の不正支出の問題は、長田氏個人の品位・品性が問われるというだけの問題ではなく、大学経営者としての適性が世間に疑われるものでもあったと考える。
 今回、同様にマスコミで大きな批判を浴びた、先の立命館大学における特別転籍問題にも思いを馳せたとき、長田氏は理事長として、学校法人立命館の伝統に泥を塗り、信用を失墜させたという事実を素直に認めるべきである。関西私学の雄、立命館から優れた人材が失われていくことを懸念する限りである。
 長田氏を核とした、豪遊、ヤミ報酬といった不正支出を通して、相当数の私大連盟幹部が経済的恩恵を受けていたという事実から、国民は私大経営者の経営能力や使命感、品位・品性に対して、大きな不信感を抱くこととなった。この罪深く、そして悲しむべき事態を憂慮せずにはおれない。大学危機が叫ばれ、さまざまの課題が山積する中にあって、教職員は情熱を傾け、職務を遂行している。
 本日の「立命館の危機を克服し、新たな学園創造をめざす大集会」において、こうした教職員のたゆまぬ努力を経営者が無にしているという事実を長田氏に突きつけ、長田氏の責任を厳しく追及することを求めたい。

2008 年7 月15 日
京都橘大学教職員組合
執行委員長 河野充央

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