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2008年07月18日

宮城大、教員に年俸・任期制

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080717t11048.htm

 来年度に独立行政法人化する宮城大について県は16日、教員に「年俸制」「任期制」を導入し、研究実績や地域貢献活動を外部評価によって判定する制度を取り入れる方針を固めた。全国の公立大学では、首都大学東京、国際教養大(秋田市)に次ぐ年俸制・任期制の導入になる。

 能力主義を徹底することで研究・教育レベルの向上を図り、大学の独自性を高めるのが狙い。法人化後、6年以内に導入する。

 年俸制は、教員の研究、教育、地域貢献などの実績をランク付けし、年俸として反映させる仕組み。任期制は、既に食産業学部の講師と助教に導入しているが、教授や他学部にも拡大する。任期は最長5年程度だが、実績に応じて更新もある。

 いずれも外部委員を入れた評価機関を設けて判定する。教員の新規採用も外部評価機関の判断に基づいて行う。

 村井嘉浩知事は「法人化を機に教職員は、常に緊張感を持って前向きに教育研究に取り組んでもらいたい」と話している。

 年俸・任期制の具体案は今後、大学運営の中期目標・計画(2009―14年度)を審議する「公立大学法人宮城大学評価委員会」(委員長・中嶋嶺雄国際教養大学長)で議論する。


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