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2008年08月29日

鈴木恒夫・文科省大臣初会見、定員割れ・運営費交付金削減など高等教育に対する考え方 「チャーミングな学校作りをぜひして頂きたい」

大臣会見概要(鈴木大臣初会見)

……

記者)
 私立大学のほぼ半数が定員割れしているという現状を、どうとらえていらっしゃいますでしょうか。また、国立大学の運営費交付金、私学助成のマイナス1パーセントが続く現状をどう考えていらっしゃるかも含めて、高等教育に対する考えをお聞かせください。

大臣)
 大学に進む子どもたちがどんどん増えている中で、しかし、少子化、人口減少時代ですから、私立大学の経営の難しさというものは、数年前から言われ続けてきたことです。経営的にはやはり経営者側が知恵を絞って、学ぼうとする子どもたちのためにチャーミングな学校作りをぜひして頂きたい。昔の一律の大学の在り方ではなしに、個性的な工夫をしてくだされば、私はそんなに悲観的ではありません。国立大学の運営費交付金についても、財政の厳しいときですから、増やすことはなかなか難しいかと思いますが、ただ先程冒頭に申し上げたように、優秀な頭脳を作っているという意味では、やはりメリハリをつけつつ、十分な財政的な裏付けを大学教育の場で実現しなければいけないと思っています。難しい作業ですが、これも全力を挙げて努力します。


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