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2008年08月29日

神戸大学教職員組合、学長と会見「運営費交付金3%削減問題について」

神戸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース2008年度第3号(2008.08.27)

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以下今回取り上げた問題での学長の発言(要旨)を紹介します。

1.運営費交付金3%削減問題について

学長:今回の話にしても突然に出されたもので内々に話があったことはない。そういう情報が入ってきた時、私も大臣や議員に「とんでもないことで、そのようなことにならないように」との要望を行ったが、結果として押し切られた。これは日本の高等教育の本質に対する理解が欠落していることであり、暴挙としか考えられない。国に高等教育政策なしと言わざるを得ないし、強い憤りを覚える。
組合:それをなんらかの形で公にするつもりはないのか。
学長:一大学長として表明する考えはない。現在、国大協の経営委員会がどのような対応にするのか検討しており、それを受けてどのようなアクションを起こすのか考えたい。私個人としては、民間の人々や市民にいろんな場面で大学に対する理解が得られるよう働きかけはするつもりである。
交付金の1%削減、病院の経営改善2%に対してこれまで様々な経営努力をすすめてきたが、3%削減というのはこれを根底から覆すものだ。

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