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2008年09月08日

横浜市立大学の業務の実績に関する評価結果(法人評価委員会)

平成19年度公立大学法人横浜市立大学の業務の実績に関する評価結果

 横浜市立大学法人評価委員会による2007年度業務実績に関する評価結果を掲載。同大学では学長が任期を2年残したまま辞任したり,理事長も任期を1年残して辞任した。法人の管理運営に関するこれらの問題は,一切触れられていない。もちろん,謝礼問題に関しても根源的な評価を行ったとは言えない内容だ。
 因みに,大学法人自らが作成した実績報告書は以下。
平成19年度公立大学法人横浜市立大学の年度計画における業務の実績報告書(平成20年6月)

平成19年度
公立大学法人横浜市立大学の業務の実績に関する評価結果

……
 さらに,このたび明らかになった大学院医学研究科における学位審査等に係る一連の事態については、後ほど改めて触れるとおり、市民の信頼を大きく損なう極めて遺憾なことである。19年度においては、法人独自のコンプライアンス推進体制を制度として発足するなどの新たな取組も見られたが、結果としては、かなり以前から継続していることでもあり、健全な法人運営の基盤そのものを揺るがしかねない大きな課題が内包されていたと言わざるを得ない。
 法人は、自ら設置した「横浜市立大学学位審査等に係る対策委員会」の最終報告を厳粛に受け止め、職員倫理規程の制定、医局運営の透明性の確保、コンプライアンス推進体制の見直しなど、法人全体としての内部統制・管理体制の確立に今後総力を挙げて取り組まれたい。…


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