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2008年10月30日

大学は成績評価の厳格化を、中教審が答申案

http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008102901000644.html

 中教審大学分科会は29日、大学の学士課程教育について、成績評価や卒業認定を厳格化して、教育の質保証を維持、向上させるという答申案をまとめた。

 答申案では、学生が大学で共通して身に付けるべき知識や論理的思考力などを「学士力」の指針として示した上で、国や大学が連携して共通教育内容「コアカリキュラム」の作成をしたり、各大学が学習成果を明確にした教育課程の編成をしたりするよう要望した。

 アドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試は、学生確保のための早期実施化を避け、面接だけでなく、学力把握の措置が必要とした。また国による大学への財政支援も求めた。

 中教審は、入学志願者数と定員が同数となる「大学全入時代」を迎え、入試による学力水準の担保が難しくなり、学生の学習意欲も低下していると指摘。規制緩和で大学は多様化したが、一部で教育内容に問題のある大学も出ているとした。


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