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2008年11月11日

中教審・教員養成部会開、学部等設置趣旨にそぐわぬ教職課程 認定審査は慎重に

全私学新聞

学部等設置趣旨にそぐわぬ教職課程 認定審査は慎重に

梶田部会長が認定委に要請

 中央教育審議会初等中等教育分科会教員養成部会(部会長=梶田叡一・兵庫教育大学長)は、十月六日に、東京・霞が関の文部科学省庁舎で会合を開いた。教員養成部会では、これまで議事要旨の公開にとどまっていたが、今後は他の部会の例にならい、議事録の公開に改められた。
 議事の冒頭、「平成二十年度教員の免許状授与の所要資格を得させるための大学の課程の認定」について大臣から諮問があり、金森越哉・初等中等教育局長から梶田部会長に対して諮問書が手渡された。今年度の課程認定申請数は、大学数が二百二十二で対前年度比四十六減、課程数が千二百六十で対前年度比九百五十減となっている。減少した主な要因としては、昨年は教職大学院制度の創設に伴い、新設大学院からの認定申請が多かったのに対して、今年は教職大学院の新設が落ち着いたことが挙げられる。また、従来から指摘されてきた学部学科の設置趣旨にそぐわない課程認定が散見されてきた傾向は今年も見られ、認定申請を担当する課程認定委員会に対して、この点に留意して審査するよう梶田部会長から要請があった。…


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