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2008年11月21日

北陸大学教職員組合、「賞与は賃金である」

北陸大学教職員組合
 ∟●組合ニュース276号(2008.11.18発行)

賞与は賃金である。

 2008年7月2日の第3回団交で、理事会は、夏季賞与について、「成果が出ていないので、賞としての賞与は出せない」、その上で「“特例措置”として昨年の20%減額で支給する」と通告した。団交に前後して、学長は両キャンパスの全教員に「教育目標達成のための特例措置について」説明した。教職員組合は、団交で、この支給が夏季“賞与”の暫定支給であることを理事会に認めさせ(組合ニュース274号)、賞与は「生活給」であると主張した。

 理事会の言う成果とは、入学定員確保および薬剤師国家試験とTOFEL 等の語学検定試験の合格率の目標達成である。理事会は、最近の3年余、教職員に対して意識改革と大学への貢献を求めると共に、賞与について、「特段の功績・貢献に対して称える『賞』として位置づけるもの」(平成18年12月)、「特段の成果が目に見える形で実現された時の『報奨』」(平成19年12月)、「時期がくれば当然に支給されるものではなく、権利でもなく」(同)などと、賞与廃止を実現するためのキャンペーンを展開してきた。上記はその延長線上の「賞与なし」の宣言であったが、以下、理事会の主張の不当性を糾弾する。…


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