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2008年11月25日

大学経営になぜ金融危機が直撃したのか、立正大、駒沢大の多額損失計上の背景

http://moneyzine.jp/article/detail/110736/

 立正大学、駒沢大学が資産運用で多額の損失を計上したことが明らかとなった。なぜ教育を基幹事業とする大学が投機性の高い商品に手を出していたのか。

 立正大学(東京都品川区)が20日、資産運用を目的とする金融取引で、今年9月末時点で約148億円の評価損を抱えていることが明らかにした。またすでに駒沢大学(東京都世田谷区)が資産運用で154億円の損失を計上したことが判明しており、世界金融危機は企業のみならず、大学経営をも直撃している。

 なぜ教育や学生サービスを基幹事業とする大学が、投機性の高い商品に手を出していたのだろうか。これには国内の少子化の影響が少なからず関係している。現在多くの大学では、学生が減ったことで授業料収入の減少が経営上の問題となっている。授業料の引き上げを行わないかぎり収入の落ち込みにつながるが、大学の人気にもかかわってくる授業料をそう簡単に引き上げるわけにもいかず、そこで取り組んだのが積極的な資産運用だ。…


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