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2008年11月26日

「教育再生懇」首相が廃止決定、教委改革一段落後に

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20081125-OYT8T00219.htm

 麻生首相は24日、政府の教育再生懇談会(安西祐一郎座長)の廃止を決めた。廃止時期は、懇談会が取り組んでいる教科書や教育委員会の改革などの議論がまとまった後とする方向だ。

 同懇談会廃止後の教育に関する有識者会議の在り方については、近く首相と塩谷文部科学相が会談し、調整に入る見通しだ。…

塩谷立文科相・会見

……
Q、教育再生懇談会をやめる、という話(報道)があるが。
A、まったく決まったことではないと思う。今後、再生懇は第2次、第3次報告をやる予定と聞いているので、そのように進んでいくと思う。麻生政権発足以来、懇談会は開かれていない状況で、今後の進め方は総理がどう考えるかということ。まだ私どもは聞いていない。今後、総理と会って話し合っていくことは考えている。
Q、大臣は懇談会の意義をどう考えるか。
A、第1次報告もあって、それなりに教育に対する総理の考え方が反映されていると思っている。麻生総理の場合はたまたま、金融危機で時間がなかったというか…。総理が教育に対する考え方、運営方針も含めて懇談会をどうするか、ということになると思う。総理は教育に熱心な方で、決して教育に後ろ向きということはない。ただ、やり方としてどうするのがいいか、ということだと思う。いずれにしても、懇談会については、第2次答申、第3次答申、予定されているものはやっていただけると思う。
Q、仮に懇談会が報告後に廃止となれば、官邸に教育に関する有識者会議を組織として残すべきと考えるか。
A、懇談会はなくなる前提で考えてない。どうする、ということ聞いてから考えないといけない。官邸で会議持つということは、何かテーマがあって、それに向けて懇談会を設置したり、継続したりということになると思う。第2次、第3次の後、総理がその後どうするかは何がテーマになるか、テーマ次第だと思う。
Q、政権によって教育への軸足がブレていると思うが。
A、ブレということではない。手順というか、そういうことだと思う。優先されるべき経済対策に力を入れて(いるというだけで)、教育に対する考え方はブレているわけではない。教育重視に変わりはない。(現内閣で)文部相・文部科学相経験者を多く登用されていることも、その表れだと思う。


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