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2008年12月04日

立命館で「歴史的な成果」

■日本私大教連News Letter No.88(2008.12.3)

立命館で「歴史的な成果」
ベア6.3 %再回答、民主的学園運営への転換を表明

 立命館大学教職員組合は11 月19 日、深夜に及ぶ団交で、当初回答0.6 %を大きく上回るベア6.3 %(原資)の再回答を引き出しました。また理事会は、これまでの異常な学園運営を正して教職員に依拠した学園運営を行うとともに、労使の信頼関係を回復していく姿勢に立つことを明らかにしました。
 組合はこの回答に対して、ベア要求額7.5 %には及ばないものの、05 年度以来の一時金削減分を実質的に回復するベア回答であり、学園の危機克服と信頼回復を進め、民主的学園創造に向けた第一歩となる大きな成果と評価し、妥結することをきめました。
 立命館理事会はこの間、総長選挙制度の一方的改悪に象徴されるトップダウンの強化と民主的学園運営の破壊、一時金の1.0ヶ月削減の強行、元理事長・総長の破格の退職金受給問題、学生の「特別転籍」問題とそれによる私大助成の大幅カットなど、多くの深刻な問題を引き起こしてきました。これに対して組合は、、信頼回復の第一歩として一時金削減分相当額ベア5.5 %+ベア2 %要求と「学園の危機」克服を高く掲げ、学園各層と共同して、一時金訴訟や700 名を超える大集会など歴史的なたたかいを展開してきました。今回の再回答は、こうしたたたかいを力に、組合がベアを軸とする教職員の処遇改善と学園民主化を結合させて理事会を追い詰めたことによる大きな成果といえます。


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