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2008年12月10日

立命館への市岐阜商移管問題、市議会文教委員会 移管拒否を賛成多数で採択

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20081209/200812090910_6612.shtml

「市岐阜商高の存続求める請願」を採択 文教委

 学校法人立命館(京都市)が岐阜市に市立岐阜商業高校移管による中高一貫校の設置を提案している問題で、市議会文教委員会(国井忠男委員長)が9日午前開かれ、今議会に提出されている「市岐阜商高の当面の存続を求める請願」を賛成多数で採択し、「市岐阜商高移管による立命館誘致を求める請願」を不採択とした。

 11日の本会議で、文教委員長報告を経て採決が行われ、移管問題についての市議会の意思が示されることになる。文教委の判断は本会議での採決に大きな影響を与えそうだ。

 文教委では、当面の存続に賛成する立場の議員からは「市教育委員会の(廃止方針の)結論は、検証すべきことが相当ある」「時期尚早だ」「(立命館に校地を無償貸与するなどの)公有地の取り扱いは到底受け入れられない」などの意見が出た。

 一方、誘致賛成の議員からは「親から期待の声も多い。町の活性化につながり、経済効果が大いに期待できる」「これからの教育は多様性が求められている」との意見が出された。採決の結果、賛成多数により、文教委では当面の存続が妥当との判断を示した。

 移管問題は、市教育委員会が3月に市岐阜商高の将来的な廃止の方針を決定。6月に細江茂光市長が立命館誘致の推進を表明した。市議会で市岐阜商高存続と立命館誘致で議員の意見が対立する中、今議会に市民から二つの請願が提出されている。


[同ニュース]
市岐阜商移管:存続求める請願を採択 市議会文教委
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