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2008年12月16日

大分県教員「採用取り消し」、実名で実態解明訴え

http://202.143.251.238/localNews/2008_12293162875.html

 県教委が教員採用試験で口利きによる不正な採用を繰り返していた問題で、不正採用の実態解明を求める県民集会が十四日、大分市のアイネスで開かれた。二〇〇八年度の試験で不正合格だったとして採用を取り消された大分市内の臨時講師、秦聖一郎さん(23)が出席し、「事件を風化させてはならない」と実名で訴えた。

 秦さんは今春、大分大学を卒業し、教諭に採用された。学生時代、合格発表前に教え子のリストを県教委幹部に送付した元教授の勉強会に参加し、リストに載っていた秦さんを含む六人が不正合格とされた。
 報告で秦さんは「自分は不正を頼んでいない。県教委の幹部は減給や停職など甘い処分にとどまっているのに、自分たちは見せしめとしてクビになり、人生を奪われた」と県教委を厳しく非難。「問題提起するためには実名で出るしかないと思った」と胸中を語り、損害賠償などの民事訴訟を検討していることを明らかにした。……


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