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2008年12月17日

中教審、大学分科会の審議動向

http://www.zenshigaku-np.co.jp/news/2008/news2008120321180201.html

設置認可・設置基準改善の検討の方向性を了承
基準明確化に向けて専門的検討へ

【大学分科会】
 中央教育審議会大学分科会(分科会長=安西祐一郎・慶應義塾長)の委員懇談会が十一月二十六日、文部科学省で開かれ、設置認可・設置基準の改善問題が審議された。出席した委員数が規定数に足りず懇談会となった。
 設置認可・設置基準の現状については、前回(十月二十九日)の大学分科会で、納谷廣美・大学設置分科会長代理(明治大学長)が問題点等を報告したが、懇談会では設置分科会の報告、その後の大学分科会での審議を基に文科省が整理した課題と検討の方向性例が提示された(別表参照)。
 その文書では初めに質保証システムの一層の整備が必要で、公的な質保証制度としては、最低基準を定める設置基準、最低基準担保のための設置認可、設置後の確認のための認証評価、大学の活動を支える公財政支援の四点を一体的に運用していく公的な質保証の仕組みについて検討する必要性があるとの共通理解があった、と指摘。今後も国際的な視点も踏まえつつ審議を続ける必要があるとしている。

……

 また学部等を新設で、専任教員基準数の半数以上が既設学部等に所属していた教員で構成される場合、認可申請ではなく、届け出だけで設置が認められるが、学内から広く教員を集め学内になかった新分野の想定外の学部設置例がみられる問題等が指摘されている。……


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